2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧
果実が熟したことを知るのは、それが木から落ちるときである。 アンドレ・ジッド 私は娘を幼稚園に連れて行ったつもりだった。なのに、大学の寮なんかで何をしているんだろう? これは私が娘のお昼寝用に作ってあげた毛布だったはず......。その毛布をなぜ、…
成功って何だろう? しょっちゅう、うんと笑うこと 知的な人たちの尊敬と 子どもたちの愛情を勝ち得ること 誠実な批評家に認められ 友人にだまされても、裏切りに耐えること 美しいものに感動すること ほかの人たちの最高に良いところを発見すること 健やか…
人生で大切なのは、お互いにどういう態度で接するかっていうこと。 ハナ・アイバンホー、一五歳 うちの高校では、二年になると女子だけの泊まりがけミーティングがある。人生のこと、それぞれの悩み、学校での心配ごと、友だちのこと、ボーイフレンドのこと…
よく知れば知るほど、許せるようになる。深く感じる人は、生きている人すべてのために感じている。 マダム・ド・スタール 私が大学院に通っていたころ、親友のクレイグは、行く先々でエネルギーを与えてくれた。 相手が誰であってもきちんと話を聞いてくれる…
誰かと親友になるには、たくさんの理解と時間と信頼が必要だ。これから未知の人生に立ち向かおうとするとき、友だちは最高の財産だ。 エリン・ミラー、一八歳 昨夜、何年ぶりかで彼女に会った。見るも無惨。髪は脱色して、ほんとうの色がわからない。ふるま…
誰かに太陽の光を届ける人は、自分自身もその光を浴びずにはいない。 ジェームズ・M・バリ もう三十年以上も前のこと、ぼくは大きな高校に通う二年生だった。生徒数は二百人、そこはまさしく人種のるつぼだった。学校は荒れていた。 ナイフ、鉄パイプ、チェ…
経験、それは最も厳しい教師だ。だが、そこから学ぶことは大きい、そう、ほんとうに大きい。 C・S・ルイス わたしが一六歳のとき、ある朝、父が三十キロ近く離れた町まで自動車を運転しないかと言った。運転を習ったばかりだったわたしは、喜んで承諾した。 …
ささやかな親切が、どんなに大きな幸福をもたらすかわからない。 ブリー・アベル その日は絶好のピクニック日和だった。わたしたちは、小さな公園でホットドッグを買った。 お金を払おうとしたとき、びっくりするようなことが起こった。「ちょっと冷えちゃっ…
1957年、わたしは十三歳で、貧しい黒人少年だった。母は病院で夜勤、父は石炭トラックを運転していた。もちろん、アメリカン・ドリームとはほど遠い生活だった。 それでも、ワシントンへの卒業旅行の話を聞いたとき、自分は行かれないとは考えなかった。…
成功とは、心のあり方である。 ジョイス兄弟 二、三年前にサイクリングを始めた頃、私は気が向いたときに近所を走れればいいという程度にしか考えていなかった。 ところが、しだいに力がつき始めると、仲間たちからもっと練習して長距離を走ってみたらどうか…
自分の生活のためにせっせと働くだけでは、人生は満たされない。見返りを求めることのできない相手に何かをすることなしには。 ルース・スメルツァー 「お父さんはきっと大丈夫よ」と姉は言ってくれたけれど、私は心配でたまらなかった。 だから翌朝になると…
間違いなく、思慮深く固い意志をもった少数の人々が世界を変えていくことができる。じっさい、世界はそのようにしてしか変わらなかったのだ。 マーガレット・ミード 「子どもは村ぐるみで育てるもの」と言いますが、これはある町の人たちが町ぐるみで一人の…
地上には、天が満ちている。 エリザベス・バレット・ブラウニング 私は、スーパーマーケットでの買い物が大嫌い。 とくに店がごった返すクリスマスの頃には、さっさと商品をカートに入れて、ベテランのレジ打ちの列にしか並ばないの。あのとんでもない人混み…
自分のためにとっておいたものは失われ、誰かに与えたものは永遠に自分のものとなるだろう。 アクセル・マンス あと二週間でクリスマスというときに、私は望みもしなかった場所にいました。病院で、手術後の回復を待っていたのです。 思い出に残るクリスマス…
ある日、ユンという名の若い女性が、山の庵に住む賢者を訪ねました。 その賢者は誉れ高く、お守りと秘薬を作ることでも知られていました。ユンが中に入ると、賢者は言いました。「何かご用かな?」 ユンは答えました。「ああ、名高い賢者様。私は困り果てて…
受けるよりは、与える方が幸いである。 聖書『使徒言行録』二十章三五節 感謝祭がくるたびに、私はあの日のことを思い出します。 その年、私の教会では、感謝祭に食料品を配るため10の恵まれない家庭を選び出しました。地元の商店がハムを寄付してくれ、食糧…
私は、与えられた障害ゆえに神に感謝します。これらの障害を通して、私は自分を、仕事を、そして神を見いだしたのですから。 ヘレン・ケラー 机の上に積まれた郵便物を仕分けしていると、ひときわ美しいタイプ文字の封筒が目についた。その手紙の何かに惹き…