ちょっといい話~大人用~「意味のないことは一つもない」(読了時間:約3分)
足立幸子氏の心に響く言葉より…
頭は本当にロクなことを考えず、すぐ判断してしまいますから、ありのままを受け入れるためには、出来るだけ頭の中はボーッとさせておいた方がいいですね。
頭をボーッとさせているのは罪悪のように思っておられる方が、今まではたくさんいらっしゃたと思いますが、これからは出来るだけ頭はカラッポにしておいた方がいいです。
頭がボーッとしている時には、意識はハート(胸のあたり)にあります。
カリカリして頭にくるという時は、頭に意識がある証拠ですね。
ハートに意識があれば、頭には絶対にきません。
何でも「どうぞ」と、あるがままに受け入れられます。
ですから数字の計算とか、どうしても頭で考えなければいけない時以外は、なるべく意識はハートに降ろしておいた方がいいですね。
そうしますと本当に楽で、平安な気持ちになれます。
ボーッとしていると、確かに私の場合は、日常の行動の中で一見無駄と思われることを随分やってしまいます。
電車を乗り過ごしたりとか、反対方向に乗って行ったりとかは年中ですが、これも意味なくやっているわけではないのです。
ですから「意味のないことは何もない」と、とらえるかどうかなのですね。
私は今までの人生で「意味のないことは全くなかった」とわかった時、本当の意味で感謝の気持ちが出てきました。
「意味がない」と思ったら、本当に意味がなくなってしまいます。
ですから例えば、反対方向の電車に乗ってしまったことに気がついて電車から降りまして、「《おおもと》の部分で生きている私が、意味のないことをするはずがないじゃないか」と思って駅で色々見るわけです。
もしかすると誰かに出会うために、反対方向に乗った可能性がありますから見てみるのです。
誰も知っている人がいないと、今度はポスターとかを見るのですね。
そうすると、必要な情報が必ずあります。
「あー、このポスターを見るために、一駅反対方向に乗ったんだ」とわかるのですね。
ですから、何も無駄ではないのです。
無駄は一つもありませんから、無駄とするかどうかは、ご自分次第なのです。
いつも「無駄なことをしているわけがない。起こることは、全部意味があって起こっている」と、とらえられた方がいいですね。
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『あるがままに生きる』ナチュラルスピリット
池田龍三氏「ちょっといい話」より