いい話を、子どもたちに!【いい話を集めたブログ】

いい話をたくさん子どたちに聞かせたいと思い、古今東西からいっぱい集めました。寝る前にスマホで読み聞かせできます。大人の気分転換にもどうぞ。

2019-04-21から1日間の記事一覧

「エジソンに学ぼう」(読了時間:約1分)

彼は蓄電池の発明を目ざし、二万五千回目の実験に挑んだ。 だが、またしてもうまくいかない。敗北感を感じているかと聞かれたエジソンは、 「わが社には失敗という言葉はない。最初のうちは、うまくいかなかったり、暗礁に乗り上げたりすることもあるが、わ…

「おばさんの名は」(読了時間:約2分)

看護学校に入って一か月ほどたったころ、授業中に抜き打ちテストがありました。 わたしは勉強が好きでしたから、どの問題にもすらすら答えることができました。 ところが最後の問題だけは、そうはいかなかったのです。 それは「学校の掃除をしている人の名前…

「ノー・スモーキング」(読了時間:約2分)

デール・カーネギーは、よくチャールズ・シュワッブの話をしたものだ。 鉄鋼業で年収百万ドルを懐ろにするシュワッブは、自分がこれだけの報酬を手にするのは、ひとえに人扱いがうまいからだとカーネギーに述懐したという。 ある日、シュワッブが工場の見ま…

「一足の靴下」(読了時間:約4分)

ぼくは商店を経営するかたわら、気分転換を図り視野を広げるために、恵まれない人々のための無料給食センターでボランティアをしています。 ある日、当番でセンターに詰めていると、一人のおばあさんがやってくるのが目に入りました。ぼくは急いで迎えに行き…

「うまくいったら皆のおかげ」(読了時間:約3分)

またフットボールの季節がやってきた 熱烈なフッボール・ファンには、アラバマにその人ありと謳われた名コーチ、故べア・ブライアントの名は記憶に新しいことだろう。 ブライアントをしのぶとき、誰もがほのぼのとした思いを胸に抱く。彼は、ただ人から慕わ…

「最後の晩餐」(読了時間:約1分)

『最後の晩餐』の制作中、レオナルド・ダ・ビンチは仲間と喧嘩をした。 腹立ちまぎれに相手を罵倒し、脅迫めいたことさえ口走った。それから、キャンバスに戻ってキリストの顔を描こうとした。だが思うようにいかない。 頭に血が上っていて、仕事に集中でき…

「ママの髪の毛」(読了時間:約2分)

ぼくの家族の髪の毛は、みんな違う。 パパのは短くて、あんまりたくさんはないけど、でも似合っている。 ぼくの髪は長くて、まっすぐだ。カールさせようとしても、うまくいかないんだ。 ジェフの髪はすてきだよ。濃くて柔らかい。こしがあって、かたちをつけ…

「愛は強し」(読了時間:約4分)

愛に基づいた目標をもっている、それが長生きの最大の秘訣だ。 私の父に、なぜ毎朝起きるのかと聞いたら、驚くほどシンプルな答えが返ってきたことだろう。「妻を幸せにするために、だよ」 両親が出会ったのは九歳のときだった。二人は毎日、登校前に公園の…

「希望」(読了時間:約2分)

ある朝、食事をしていると、ガン専門医二人が話しているのが聞こえてきた。ひとりが苦々しげに言っている。 「ボブ、どうにもわからんのだがね。ぼくたちは同じ薬を同じように処方し、同じスケジュールで同じ規準にしたがって治療している。 それなのに、ぼ…

「あるアンパイアの手紙」(読了時間:約8分)

ドナルド・ジェンソンは、少年野球のアンパイア(審判)をしていた。 あるとき、試合の最中に飛んできたバットが頭に当たった。彼はそのままアンパイアを勤めたが、その晩、病院に運びこまれた。容体を見るため、ひと晩病院で過ごすことになったが、そのとき…

「いいニュース」(読了時間:約3分)

アメリカの名ゴルファー、ロバート・デヴィンセンゾが、トーナメントに優勝したときのことだ。賞金の小切手を受け取り、居並ぶカメラににっこりほほ笑んだ彼は、クラブハウスに戻って帰り支度をした。 ひとりで駐車場を歩いていく途中、若い女が近寄ってきた…

「災いの価値」(読了時間:約2分)

発明王、トーマス・エジソンの実験室は、一九一四年一二月、火事でほとんど全焼した。被害総額は二百万ドルを上回ったが、保険は二万八百ドルしかかけていなかった。 コンクリートの建物は火事に強いと思われていたからである。エジソンが生涯をかけて作った…

「世界一のパパ」(読了時間:約8分)

私が生まれたとき、父はすでに五十歳だった。父は、当時としては珍しいミスター・ママだった。つまり、母の代わりにいつも家にいてくれた。私は幼かったし、父親が家にいる子は仲間うちで私だけだったので、とてもラッキーだと思っていた。 小学校のころ、父…

「大切なこと」(読了時間:約5分)

ここぞというとき、ここぞという場での人との出会いや考え方が、どんなに人生を左右し、変えてしまうものか。それがまさに、私の人生に起きたことだった。 十四歳のとき、私はヒッチハイクで故郷のに向かっていた。私は自分の夢みたとおり、気ままな旅をして…

「鳥のように」(読了時間:約8分)

障害が大きければ大きいほど、克服する喜びも大きい。 モリエール 暗くならなければ、星は見えない。 チャールズ・A・ビアード 両手が汗ばんでいた。タオルで拭いてからポールを握りたい。 冷たい水を一杯飲んで喉の渇きはおさまったが、熱くうずくような緊…

「無料です」(読了時間:約3分)

うちの小さな息子が、ある晩、キッチンで夕食の支度をしている私の妻のそばに来て、何か書いたものを渡した。妻はエプロンで手をふいて、それを読んだ。 芝生を刈った..................五ドル 自分の部屋を掃除した..................一ドル お使いに行った…