いい話を、子どもたちに!【いい話を集めたブログ】

いい話をたくさん子どたちに聞かせたいと思い、古今東西からいっぱい集めました。寝る前にスマホで読み聞かせできます。大人の気分転換にもどうぞ。

2019-06-20から1日間の記事一覧

「いいぞ、マイキー!!」(読了時間:約3分)

何よりの勇気のあかしとなるのは、敗北しても落胆しないことである。 ロバート・グリーン・インガソル 昨夜は、八歳の息子が所属するサッカーチームの最後の試合だった。 ゲームの終盤、息子のチームが二対一でリードしていた。親たちがフィールドを取り囲み…

「最高に美しい女性」(読了時間:約3分)

ある化粧品会社が、「あなたのまわりにいる最高に美しい女性を推薦してください」というキャンペーンを行った。 数週間のうちに、写真を添えた推薦状が何千通も届いた。 その中にとりわけ、従業員の注意を引いた一通があった。その手紙は、さっそくこの会社…

「 マザー・テレサのお話から」(読了時間:約2分)

ある夜、ひとりの男が私たちのところにやって来て言いました。 「八人の子どもを抱えた家族がいるんですが、ここ数日ほとんど何も食べていません」 私は食べものを持って出かけました。その家に着くと、私はお腹を空かせた小さな子どもたちの顔をのぞき込み…

「分かち合いの木」(読了時間:約4分)

2人は、与えることによって恵みを受ける。 アッシジの聖フランチェスコ 私は四人の子どもを持つシングルマザー。ぎりぎりの給料で、何とか子どもたちを支えてきました。 でも、雨露をしのぐ屋根はありましたし、三度の食事にも着る物にも困ったことはありま…

「長続きの秘訣」(親用読み物)読了時間:約14分

私の友だちは恋しています。彼女は本気で言います。 「空ってこんなに青かったかしら」 「ガレージのわきのリラの花はあんなにきれいだったかしら。いままで何度もそばを通っていたのにね」 「モーツァルトを聞くと涙が出るのよ」 つまり、人生がいま花ざか…

「人生でいちばんいい時」(読了時間:約3分)

あと二日で私はいよいよ三十歳になる。 もう三十代になるのかと思うと、私は憂鬱だった。幸せだった時代は、もう終わってしまったのかもしれない。 私は毎日、スポーツジムでひと汗流してから会社に行く。そのジムで、毎朝ニコラスに会う。ニコラスは七九歳…

「きみもやってごらん」(読了時間:約5分)

空港に友人を出迎えに行ったときのことだ。 人はよく「人生観が180度変わるような体験」をしたというが、ぼくの場合、これがそれだったと思う。 友人をロビーで待っていると、一人の男が小さなカバンを両手に、こっちへ歩いてきた。男はぼくのとなりまで…

「母ネコの愛」(読了時間:約8分)

私は消防士として働いているが、この仕事をしていると落ち込むこともある。 誰かの家や職場が焼け落ちるのを見るのはつらいことだし、恐ろしい場面に出くわすことも多い。ときには、死の場面にすら直面しなくてはならなかった。 しかし、私が母ネコのスカー…

「帰る家がある」(読了時間:約7分)

氷のように冷たい雨が降る中、おれは、いつものように居酒屋でひとり腰掛け、外の暗闇をじっと見つめていた。 ふと、居酒屋の向かいにある公園の水たまりにちょっとした塊があるのに気づいた。 それはみすぼらしい、腹を空かせた犬だった。 どうしてこんな雨…

「ラブバード」(読了時間:約7分)

希望とは、翼を持ち 人の魂に止まるもの そして、歌詞のない メロディーを歌い、 いつまでも歌いやまないもの エミリー・ディッキンスン ラブバード(訳注:つがいの仲のいい各種のインコ)。結婚したてのころ、私たちはこう呼ばれていました。 ダンと私は、こ…

「テックスの目」(読了時間:約5分)

エリックは、やせ細った子犬を見て、だいたい生後五週間くらいではないかと見当をつけた。その小さな犬は昨夜、家の門の前に捨てられていたのだ。 「聞かれる前に言っておくけど」とエリックは妻のジェフリーに言った。「答えはぜったいノーだ!うちでは飼わ…

「シルバーエイジをともに」(読了時間:約5分)

私は愛犬のココアと、小さな町の高齢者向けの団地に住んでいます。 ココアは10歳のプードル犬で、私は69歳のおばあさんですから、ご覧のとおり、私たちはどちらも立派に高齢者と呼べるでしょう。 何年も前から、私は心に決めていました。退職したら、プ…

「グリッズとキャット」(読了時間:約7分)

ネコは、欲しいものをねだったからといって何の害にもならないという原則に忠実に生きているように見える。 ージョセフ・ウッド・クルス 「フェンスの向こうに、子ネコが入った段ボールがまた捨ててありましたよ」と、いう知らせがあった。 私は心の中でうな…

「ああ、ペット愛好家よ......」(読了時間:約8分)

大学生の頃、私は作家を目指して努力していた。私はすっかり言葉のプロ気取りで、他人の間違った言葉遣いにいちいち眉をひそめた。 とりわけ、赤ちゃんに赤ちゃん言葉で話しかける人たちを目のかたきにした。ペット相手にでれでれとしゃべる人たちには嫌悪感…

「本当の豊かさ」(読了時間:約5分)

私は小学校の二年生になるまで、自分が貧しい家の子どもだということを知りませんでした。 一緒に遊べる9人のきょうだい、読む本、手作りのお人形といった具合に、必要なものは何でも揃っていたからです。 服はすべて母の手作りで、茶色の靴はぴかぴかに磨…