ちょっといい話「笑顔が強運を呼ぶ(斎藤一人)」(読了時間:約3分)
居酒屋を始めたある人がね、人通りのあまりないところにお店を出したら、もうお店をたたまなきゃいけないかなって
思うぐらい、なかなかお客さんが来なかったんだって。
これからどうしようって思っていた時に、たまたまオレの本を読んだそうなんだ。
この本に書いてある一人さんの成功の方法の中で、今、自分ができることはなんだろう?って考えた時に、《笑顔》だと
思ったんだって。
でも、最初のうちはお客さんが来た時にだけ笑顔にするんだけど、とってつけたような笑顔になってしまったらしいんだ(笑)。
これじゃダメだと思って二十四時間ずっと笑顔でいようと決意して、トイレに行く時も、掃除をしている時も、いつも鏡で確認して笑顔を絶やさないように心がけていたそうなんだ。
そうしたら、居酒屋のスタッフまで雰囲気がよくなって、いつも笑顔でいるものだから来てくれるお客さんからも『景気がいいんだね』って言われるようになった。
それと同時に、お店の売り上げも何倍にも増えて、今では居酒屋を何軒も経営する社長さんになったんだよ
ーーーすごい。笑顔だけでそんなに効果があるんだね。
そうだよ。何か楽しいことがあった時にだけ笑おうって思うと、絶対に笑えないし、とつてつけた笑顔になってしまう。笑わない人の特徴は、顔が死んでいるんだよ。
笑顔って、楽しいかどうかという心の問題じゃないの。筋肉の問題なんだ。
ーーーえっ、筋肉の問題!?
だって、笑顔にするには口角をぐっと上げればいいんだから。でも、普段から笑顔にする筋肉を使っていないと、笑えないの。
自分は笑っているつもりでも、ひきつった笑顔の人っていっぱいいるんだよ。これほど怖い顔はない。
その居酒屋の社長さんは、24時間笑っていることにきめたんだけれど、ある日外を歩いていたら、前から歩いてきた見知らぬ女の子がお母さんにこう言ったんだって。
『ねぇ、見てママ。あのお兄ちゃん笑ってるよ』って
ーーーおもしろい。すごいね、子供が見ても分かるぐらい笑顔ができているってことだよね。私も24時間笑顔を心がけます。
「斎藤一人『強運になれる7つの法則』」宮本真由美著 PHP研究所
池田龍三氏「ちょっといい話」より