ちょっといい話「明日という字は(ゴルゴ松本)」(読了時間:約2分)
日本語は、あしたという言葉を“明るい日”と書くんです。
あしたが明るい日になるかどうかなんて、誰にもわかりません。
雨が降って日が差さないかもしれない。
雲に隠れて月だって出ないかもしれない。
でも「明日は明るい日だ」と、昔の日本人は決めたんです。
この前向きさが日本人です。
あしたは明るい日にしなければならない、
希望を持って明日を迎えるんだという日本人の決意です。
明るさは光です。
あしたを明るい日にするには、
光を見つけ出さなければいけません。
「光を運ぶ」と書いて輝くです。
待っていても光は見えてきません。
自分で運んでいくしかない。
自分の力で光を運んでいって、あしたを明るい日にする。
そして明日になったら、その明日のためにまた運ぶ。
それが運命ということなんです。
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池田龍三氏「ちょっといい話」より