いい話を、子どもたちに!【いい話を集めたブログ】

いい話をたくさん子どたちに聞かせたいと思い、古今東西からいっぱい集めました。寝る前にスマホで読み聞かせできます。大人の気分転換にもどうぞ。

ちょっといい話~大人用~「限界」(読了時間:約2分)

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幼少の頃お話。



彼は小学校に入学するも

教師と馬が合わず中退した。



当時の逸話としては

算数の授業中には「1+1=2」と教えられても鵜呑みにすることができず



「1個の粘土と1個の粘土を合わせたら

大きな1個の粘土なのになぜ2個なの?」



と質問したり



「なぜ物は燃えるのか?」を知りたいと思い立ち

藁を燃やしていたところ



自宅の納屋を全焼させてしまったこともあった



これららが重なった挙句

最終的には担任の先生から

「君の頭はどうかしてる!」

と吐き捨てられ

校長からも入学から僅か3ヶ月で退学を勧められたという

そして遂には父親にも見放された・・・



しかし

母親だけはそんな彼を支え続けた

その後、彼は努力を続けた

何回も何万回も・・・

あきらめなかった



そう。

彼の名は



トーマス・エジソン



もう限界だ!と思った時に

思い出す彼の言葉


 ↓ ↓ ↓


『ほとんどすべての人間は


「もうこれ以上アィディアを考えるのは不可能だ」

というところまで行き着き

そこでやる気をなくしてしまう。



いよいよ、これからだというのに・・・



もうこれ以上できない。



そこでやめるか

「いよいよ、これからだ」

と立ち上がるか

このわずかな「一念」の差が

人生のおおきな分かれ目になってしまうのである。』



byトーマス・エジソン

~~~
[魂が震える話]~人がひとを想うということ~ ゆう けい 著 出版社 エイチエス

池田龍三氏「ちょっといい話」より

ちょっといい話~大人用~「自分に声かけする」(読了時間:約3分)

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松岡修造氏の心に響く言葉より…

タイガー・ウッズ選手と、幸運にもあるゴルフ大会でいっしょにラウンドしたとき、


彼が、プレー中、常に自分に対する声かけをしていたのを見て、驚いたことがあります。


いい球を打てたときには「ナイスショット!」と堂々と自分をほめ、


ミスショットをしてしまったときは「ネクストタイム!(次はうまくいくさ)」と自分を明るく励ます。


自分の思いを言葉に出し、自分をどんどん盛り上げていく。


こうした「言語化」が、ウッズ選手の強さを支える秘密の一つなのだと思います。


これと似たようなことは身近にもあります。


たとえば、少年野球の試合などで、監督が選手たちに向かって


「もっと声を出せ!」と指示したり、ベンチにいる子供たちに大声で応援させたりしているシーンを、


よく目にするでしょう?


あれは、「ナイスプレー!」「ドンマイ!」などと、


とにかく自分の思いをワーワー声に出していくうちに、


不安や恐れの感情がリセットされていき、気持ちが少しずつラクになるからです。

気持ちがラクになれば緊張もそれほどしなくなり、自分らしいプレーができるようになります。


反対に、黙っていると、モヤモヤした不安や恐れの感情がどんどん膨(ふく)らんでいき、


勝てる試合も負けてしまうことがあります。


言葉にして自分に言い聞かせるということは、けっこう重要なことなのです。


それについて、面白い話を聞いたことがあります。


ダイエットの一つの方法として、食事のあと「ああ、おいしかった!」と


声に出して言うと効果がある、というのです。


もっと食べたい思っていても、満足感を表す自分の言葉が耳から入って脳に届くと、


「満足した」という信号が脳から発せられ、実際に満足してしまうのだそうです。


同じ原理で、睡眠不足の場合にも、朝起きたときに「ああ、よく寝た」と声に出すといいそうです。


脳にはこういうはたらきもあるのですから、みなさんも自分の思いをどんどん言語化してみましょう。


声を出して騒いだり、からだをちょっと動かしたりすれば血流がよくなるので、


脳の活性化にとって悪いはずはありません。


机の前に座ったまま黙然としているよりも、仲間と雑談したり散歩しているときのほうが、いろいろなアイデアが浮かびやすいという経験は、みなさんにもあるはずです。

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『本気になればすべてが変わる』文芸春秋社
池田龍三氏「ちょっといい話」より

ちょっといい話~大人用~「最悪になってよかったこと」(読了時間:約3分)

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メルマガ「人の心に灯をともす」より

斎藤茂太氏の心に響く言葉より…

がんと向き合う姿勢が、ずいぶん変わってきた。

アメリカでは代替医療(西洋医学で認められた治療法以外の治療法)が保険請求の対象として認められるようになっているほどで、漢方薬はじめ、気やイメージ療法も大きなウエイトを占めるようになっている。


そうした代替療法の中で最も広く知られている一つが、サイモントン療法だ。

サイモントン療法の第一プロセスは、なんと「がんになってよかったこと」を数えあげるというものだ。


誰だって、がんになってよかったことなんかないと考えてしまいそうだ。

だが、よく考えてみると、誰にも、その答えは見つかるという。

どんな状況でも、ポジティブモードに切り換えれば、ポジティブなファクターは見えてくるものだ。


ついでにサイモントン療法を紹介すれば、その次の段階では、目を閉じ、瞑想状態に入って全身をリラックスさせる。

次のステップは、イメージのスクリーンをいっぱいに広げ、自分の細胞ががん細胞と戦い、みごとな勝利をおさめている様子をイメージする。

悪性の脳腫瘍になったある少年は、このサイモントン療法だけで悪性腫瘍がきれいに消えてしまったそうだ。

サイモントン博士の診療所の患者のデータは、ほかのがんセンターの同じような進行がんの患者にくらべて、平均寿命は二倍も長いという。

精神にはこのように、信じられないようなパワーも秘められているものだろう。

 

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『いい言葉は、いい人生をつくる』成美文庫
池田龍三氏「ちょっといい話」より


ちょっといい話~大人用~「水を飲むときに『ありがとう」(読了時間:約2分)

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小林正観さんの心に響く言葉より…


私は49歳のとき、年相応に頭髪の半分が白くなっていました。

それで、水分を取るときに「若返らせてくれてありがとう」と声をかけて、飲むようにしました。

すると1ヵ月後に、なんと髪の毛が真っ黒になりました。




ある週刊誌のグラビアで、次のような実験が紹介されていました。

スメタナ作曲の『モルダウ』を聴かせた水は、非常にきれいな結晶になった。

ショパンの『別れの曲』を聴かせたら、バラバラの結晶になった。

ヘビーメタルを聴かせたら、ぐちゃぐちゃな結晶になった。

「よくできたね」と言ったら、桜の花びらのようになった。

「ムカつく」「殺す」と言ったら、ぐちゃぐちゃになった。

「ありがとう」「愛しています」と声をかけたら、いちばんきれいな形になった。


人間の体の大部分は水分です。

人間も、「ありがとう」という言葉を聞くと、体内の水分がきれいな結晶になり、細胞が元気になるらしいのです。

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『神様を味方にする法則』マキノ出版

池田龍三氏「ちょっといい話」より

ちょっといい話~大人用~「人生を楽しめない人、人生を楽しめる人」(読了時間:約2分)

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勤めていた会社が破綻したとき、「自分はなんて不幸なんだ」と思っていました。

でも、今、講演やセミナーで、そのときの話しをネタとしてします。

今は、自分に不幸が起こったとしても、もう一人の自分が後ろから、

「これ、ネタになるで」と言ってくれます。そこから人生を楽しめるようになった気がします。

人生を楽しめないと人楽しめる人、その違いはどこにあるのでしょうか?
              
人生を楽しめない人 10の特徴

 1.他人の目を気にしながら生きている

 2.自分にあった不幸や自分の短所を数えてしまう

 3.一日中人と会わない日が何度もある

 4.安定志向

 5.嫌われることを恐れる

 6.「自分は運が悪い」と思っている

 7.予想はいつも悪い方に考える

 8.自己啓発書を何冊も持っている

 9.行動力に乏しい

10.怒りっぽい
              
人生を楽しめる人 10の特徴

 1.自分大好き

 2.よく笑う


 3.人間関係作りに積極的

 4.好き嫌いがはっきりしている

 5.「自分は運がいい」と言っている

 6.思うままに生きている

 7.妄想癖がある

 8.忘れっぽい

 9.判断が速い

10.他人のことは気にしない
             
人生を楽しめる人になるための10のポイント

 1.自分のいいところを20個書き出す

 2.一日100回「ありがとう」を言う

 3.人から評価されたいと思わない

 4.3D(「どうせ」「だって」「でも」)は使わない

 5.自己批判をしない(でも反省はする)

 6.他人に当たらない

 7.電車やバスで席を譲る

 8.悩んだときは「行動する方」を選ぶ

 9.毎日鏡の前で笑う

10.何でもないようなことが幸せだと思う

ちょっといい話~大人用~「言い方」(読了時間:約1分)

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野球の名コーチは、

「高目にひっかかるな」

とは、決して言わない。



「おまえは低目が得意だ。

低目をねらっていけ」

と励ます。



ゴルフの帝王、J・ニクラス選手の奥さんも同じだ。


「あなた、左肩を下げ過ぎているわ」

とは、アドバイスしなかった。


「左肩を上げたら、もっといいスコアがでるわ」

と激励したそうだ。


否定語の恐さを知っているからだろう。


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[ひと言の贈りもの] 金平 敬之助 著 PHP研究所

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言い方を変えるとネガティブな言葉も

ポジティブな言葉に変換できます。


「失業→人生の転機」 

「病気→健康と愛情への気付き」

「失敗→成功への道のり」 

「事故→人生の出直し」

「ピンチ→起死回生へのチャンス」 

「老い→豊かな人生経験」 

「貧困→つつましい生活」

疲労→元気を充電するとき」などなど。 

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池田龍三氏「ちょっといい話」より

ちょっといい話~大人用~「年上の従兄弟」(読了時間:約5分)

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本などでも見かけそうな話かもしれないですが実話です。

これは私が小学校一年の時の話です。

私には、年上のいとこがいて、とても面倒見が良く毎日のように遊んでくれました。


 自分の家とは15分ほど離れた所に住んでおり、いとこが私の家に遊びに来ることが多かったです。

その道の途中に地元の子供達が使う近道がありまして、グルッと回り道しないといけないところを、

7メートルくらいの崖のふちを通るのですが、当然大人達からは厳しく禁止されていました。

 禁止されればしたくなる子供はそうゆうものだったりします。

その日も、いつものようにいとこは私の家で一緒に遊び夕方に帰って行きました。

すると、5分後くらいに顔面蒼白で近所のおばさんが我が家に駆け込んできて

「あんたんとこのが 崖から落ちた」と母に言っていいました。

 幼いながらに事の重大さに感ずいた私は少しの間そこから動けず裸足で飛び出して行く

母の後ろ姿を見つめていました。

ほどなくして崖に向かい急ぎました。

 崖の側に近づいた時にいとこの姿を一瞬みました。

さっきまで元気だったいとこは白目をむき体には力がなくまるで人形のようでした。

 私を見た母は泣きながら「家にいなさい!!」と私を怒鳴りました。

それから少しして救急車の音が聞こえてきて、すぐに去っていく音も聞こえました。

いとこは頭から真っ逆さまに落ち頭蓋骨折、その際に血が外にはでずに内出血を起こしていました。

すぐに処置をほどこされ一命は取り留めたものの植物人間となりました。

一年以上「今は大事な時期だからお見舞いは我慢しようね。

すぐに会えるよ」と言って私達ちびっ子達は会わせてもらえませんでした。

その代わりですが、テープに声を吹き込んで渡し続けました。

 私、その頃すし屋さんになりたかったんですよ!

だから「お寿司作ってあげるから早く元気になってね」て毎回そればっかりなんです!

それからも植物状態が続き、後から聞いた話だと、

いとこの両親は医者から究極の選択の話までされたそうです。

そうして二年近くが経過したある日の夜、いとこのお母さんが不思議な夢をみました。

”見覚えのある坂道の上から元気な我が子が手招きをしている”とゆうものです。

それから数日後、奇跡が起こるのです。

ベットの隣に付き添って寝ることが日課になっていたいとこの母が、

深夜に聞きなれない音で目を覚ましました。

なんと我が子がうめいているのです。

 気が動転した彼女は大声で息子の名前を呼びました。

するといとこは「お寿司たべたい、、」と言って目を覚ましたのです。

 電話を受けみんなビックリして病院に集合しました。

 担当医までやってきて涙を流しながら「奇跡としかいいようがない」と繰り返していました。

人の力て不思議ですよね?

ただ、この話まだ終わらないんです。

 色々と後遺症は残りましたが、すさまじいペースで回復していったいとこは

元々好きだった勉強を猛烈な勢いで取り戻し、ぶじ地元の私立進学校に合格しました。

 入学式の朝高校の制服に袖を通す我が子を見て、まさに夢のような気持ちのいとこの母。

バスに乗って高校へ向かいました。高校の下のバス停で下車し高校へ向かう親子。

その途中、いとこの母は持ってこなくては行けない書類を忘れたような気がしてバッグの中を確認したらしいんです。

なんせ朝から夢見心地なわけですから。

 「たしか入れたはず」と焦りながら確認していたその時「おーい、早くしないと遅れるよ!!」と息子の声。

 「ちょっと、待って!」と顔をあげた母親は言葉を失った後、その場に泣き崩れました。

なんと、そこにはあの日の夢と全く同じように、坂の上から手招きする元気な我が子の姿があったのです。

 

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池田龍三氏「ちょっといい話」より

ちょっといい話「 苦しい時こそ笑顔でいこう」(読了時間:約1分)

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あのダイアナ妃は笑顔を作る練習を日々行っていました。

アンジェリーナ・ジョリーも、なんとなくやる気が出ない日は、

早起きして近所の公園をニコニコと笑いながら散歩することがあるといいます。

オードリー・ヘプバーンも、

「この世で一番すてきなことは、笑うこと」

だとし、特に

「誰かと一緒に笑うことは、魔法の力を持っている」

と語っています。

一日の始まり、シャワーによりさっぱりとしながら前向きな言葉を発し笑顔を作る。

 

それだけで、前向きな気持ち、幸福感、社交性、


思いやりを得ることができ、笑顔に溢れた生活を送れるのです。


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「なぜ成功者たちはフシギな習慣を持っているのか?」 濵 栄一 著 宝島社

池田龍三氏「ちょっといい話」より

ちょっといい話~大人用~「機会」(読了時間:約1分)

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こんなことはないだろうか。


たとえば子供が後かたづけをしようとする。


もちろん、大人や親の目から見たら、

モタモタとまどろっこしい。段取りも悪い。


そこで、つい口を出してしまう。


いや、アドバイスならいい。


そうではなく、

相手の未熟さをなじったりするいい方になる。


さらにいけないのは、

「もーっ、だめねぇ。ほら、私に貸しなさい。

私がやってあげるから」

と、口ばかりか手まで出してしまう。



親は、子供のやる気や試みを横取りしてはいけない。


たとえそれがまどろっこしく見えても。


また、幾度か失敗したとしても。


そのくりかえしから、子供は成長してゆくのだから。


「早く、早く」は、すぐにおやめなさい。


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出典 [「ゆっくり力」ですべてがうまくいく]  斎藤 茂太 著 新講社

池田龍三氏「ちょっといい話」より

ちょっといい話~大人用~「怒りっぽい人&めったに怒らない人 10の特徴」(読了時間:約2分)

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「怒りっぽい人」

  AD時代の上司であったプロデューサーは、とても怒りっぽい人でした。

「何でこんなことで怒るの?」というぐらい、

訳のわからないことで、よく切れていました。

でも、そのおかげで、その下に働いていたディレクターや私たち

AD,スタッフの結束力は固かったです。

彼はそれを狙ってわざとしてたのでしょうか?(絶対そんなことはないと思いますが)

怒りっぽい人とめったに怒らない人の違いはどこにあるのでしょうか?
           
怒りっぽい人 10の特徴

 1.わがまま

 2.他人に期待してしまう

 3.怒られ弱い

 4.視野が狭い

 5.プライドが高い

 6.カップ麺やコンビニ弁当の食事が多い

 7.他人に厳しい

 8.自分の価値観にこだわる

 9.甘いものが好き

10.寿命が短い
              
めったに怒らない人 10の特徴

 1.聞き流すのが上手い

 2.怒らせたら怖い
 
 3.誰に対しても中立

 4.よく道をきかれる

 5.相談できる相手がたくさんいる

 6.気配り上手

 7.自分に自信を持っている

 8.話しを聞くのが上手い

 9.人の失敗を責めない

10.小さいことは気にしない
             
めったに怒らない人になるための10のポイント

 1.他人の価値観を尊重する

 2.利き手と反対の手を使う

 3.正義感を手放す

 4.空腹状態をつくらない

 5.他人に期待しない

 6.「いい人」をやめる

 7.怒りを覚えたら「間」をとる

 8.「それはちょうどいい」を口癖にする

 9.怒らないと決める

10.怒るべき時はきちんと怒る

 

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池田龍三氏「ちょっといい話」より
              

ちょっといい話~大人用~「笑うことの大切」(読了時間:約4分)

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千葉大名誉教授、多胡輝氏の心に響く言葉より…


ある集まりで、まもなく百歳を迎えるというのに矍鑠(かくしゃく)として、


とくに頭の柔軟さは、一回りも二回りも若い私たちも


敵(かな)わないという大先輩に、その秘訣を尋ねました。


するとその大先輩は、


「やはりボケないためには、教養と教育がなくちゃいけない」


と言います。


この答えを聞いて、私は正直言って意外だったので、こう反論しました。


「でも大先輩、お言葉を返すようですが、けっこういい大学を出て、


本もたくさん読み、教養も教育も十分あったはずの人が、


ボケちゃったという話をよく聞きますよ」


するとその大先輩はこう言ったのです。


「ダメだなあ、君たちは。そんなことだから早くボケるんだよ。


あのね、キョウヨウっていうのはね、教養じゃなくて、今日、


用があること、キョウイクとは教育ではなく、今日行くところがあるってことなんだよ。


キミらもね、今日用事がない、今日行くところがない、となったらボケるしかないんだよ」


これには、居並ぶそうそうたるメンバーも、完全に一本取られ、その場は大爆笑の渦に包まれました。


たしかに、これほどボケないための頭の使い方を、巧みに表現した言葉はめったにないでしょう。


しかし、私は、その言葉の意味合いもさることながら、


彼のこの「人を食った表現のしかた、笑いの渦に人を巻き込むその頭の使い方」


こそが、若々しい頭脳の秘密ではないかと思ったのです。


長寿者といえば、あの百七歳と百八歳まで生きた双子の姉妹、


きんさんぎんさんの周囲にも、いつも笑いが絶えませんでした。


一番有名なのは、人気者になって出演料などがはいるようになったとき、


「お金を何に使いますか」と聞かれ、二人揃って「老後の蓄えにします」と答えていたことです。


そして、この愛すべき百歳姉妹が、


いろいろなところでその長寿の秘密を聞かれたときの「金さん銀さん語録」


として伝わっているもののうち、最初の二つが「笑い」に関するものだったのです。


全部で十四ヵ条ありますが、そのうちのいくつか紹介させていただきます。


①よくしゃべり、よく笑うこと。これも長生きの秘訣だと思うにゃ。


②笑う門には福来る、そういうじゃろ。犬や猿は笑わん。


③感謝を忘れたら、人間はだめになる。ああ、有難や、有難や。


④悲しいことは、考えんほうがええ。楽しいことを夢みることだよ。


⑤人間、大事なのは気力。自分から何かをする意欲を持つことだね。


こうして見ると、きんさんぎんさんにしても、


やはり生来の明るさ活発さという性格的なもの以上に、


日ごろの「笑い」を大切にする生き方が、これだけの長寿、


とくに頭の長寿を保てた重要な理由の一つだったと思うのです。

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『100歳になっても脳を元気に動かす習慣術』日文新書
池田龍三氏「ちょっといい話」より

ちょっといい話~大人用~「「ほめ言葉のシャワー」で語彙を磨く」(読了時間:約3分)

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ほめる言葉がスッと出てこないのは、そもそも語彙が不足しているから、という理由もある。

ある小学校では「ほめ言葉のシャワー」で語彙力を増やしている。

これは菊池省三さんという小学校の先生が始めた試みで、教室で「ほめ言葉のシャワー」

という実践を行っている。

菊池先生は、「学級崩壊立て直し請負人」とも呼ばれ、NHKの『プロフェッショナル』

という番組にも出演されている。

『小学校発1一人ひとりが輝くほめ言葉のシャワー』(日本標準・二〇一二年)、

『菊池先生の「ことばシャワー」の奇跡生きる力がつく授業』(講談社・二〇一二年)

という著書に実践の模様が書かれている。

もともとは子どもたちの言動が粗暴になっているのをなくしたいというところからスタ

ートしたそうだが、ある教室で「なくしたい言葉」のアンケートを取ったところ、一位が

「死ね」、つづいて「ばか」「消えろ」「むかつく」「関係ない」など、相手との関係を断ち切る言葉が並んだという。

菊池さんは、いじめや学級崩壊がこうした粗暴な言葉から生まれてくるのではないかと

考え、「ほめ言葉のシャワー」活動を始めた。

具体的には、決められた一人に対してクラス全員がほめ言葉を自由起立発表でシャワーのように行う。

ほめられた子どもは「お礼のスピーチ」をする。これをクラス全員が順番に体験するというものだ。

三〇人のクラスなら、一人の子に最低でも三〇個のほめ言葉がかけられる。それを三〇

人の子どもが体験するので、三〇個×三〇人11九〇〇個のほめ言葉が生まれる。

菊池先生はこのシャワーを年四回行うといっているので、九〇〇個×四回11三六〇〇個の「ほめ言葉」が教室にあふれることになる。

まさに「ほめ言葉のシャワー」である。

このことによって何が起きたかというと、相手に注目して、細部まで観察するように

なったことや人に対するプラスの言葉が増えたことがあげられる。

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「ほめる力」 斎藤 孝著 筑摩書房

池田龍三氏「ちょっといい話」より

ちょっといい話~大人用~「成績一位をとり続けた女の子の意外な理由」(読了時間:約1分)

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ある小学校で成績がずっと一番の子がいました

その子は家が裕福ではなかったために塾に通うことができませんでした

そのため授業中はだれよりも集中し、学校が終わったらすぐに家に帰っていきました

その子の担任は彼女が成績が良いのは

家に帰って一生懸命勉強しているからだと思っていました

ある日その子が放課後、どうしてもわからないことがあると聞いてきた時に

友達と遊ぶ時間も削ってなぜそんなに一生懸命勉強するのかを、その子に聞くと彼女はこう答えました

「あのね、私、お母さんにお勉強を教えてるの」


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出典 ★「成績一位をとり続けた女の子の意外な理由」

池田龍三氏「ちょっといい話」より

ちょっといい話~大人用~「どこのどなたか存じませんが」(読了時間:約2分)

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小林正観さんの心に響く言葉より…


夫婦ゲンカをする人は、これは自分の妻だ、これは自分の夫だ、という誤解をしています。

その人は自分の身内で家族であるから、何をいってもいいと思っているのです。


でも、仮に隣のおじさんが毎月給料を運んでくれていると思ったら、文句を言ったりしないでしょう。

「どこのどなたか存じませんが、毎月、毎月私たちの家族が食べられるようにしてくださって、ありがとうございます。経済的に困らないようにしてくださって、ありがとうございます」

とただ手を合わせて感謝するしかありません。


「たまの土曜日くらいは、子どものキャッチボールの相手をしてよ」

疲労困ぱいして帰ってきた夫に向かって、こう言ってしまう妻がいるようです。

隣のおじさんだったら感謝しかないのに、自分の夫であると、

なぜそんなにイヤみばかりを言ってしまうのでしょうか。


夫の側からすると、どこのどなたかわからないおばさんが、

朝知らないうちに現われて、食事をつくってくれる。

朝起きると味噌汁から湯気が立ち上っている、

夕方帰ってくると夕食を用意してくれているなんていうことは、有り得ないことです。


他人だったら、手を合わせて感謝するのに、なぜ夫や妻には感謝しないのでしょうか。

それは、家族という名の甘えでしょう。


原点に立ち戻って、というより、原点よりずっと前のほうまで戻って、

夫も妻も、「この人は、もともとは他人だ」ということを認識する。

そして、この他人の男性が私に対して、たくさんのことをしてくださることに感謝。

他人の女性が私に対して、たくさんのことをしてくださることに感謝。

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『すべてを味方 すべてが味方』三笠書房

池田龍三氏「ちょっといい話」より

ちょっといい話~大人用~「何かをする前にしあわせになる」(読了時間:約2分)

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メルマガ「人の心に灯をともす」より

斉藤一人さんの心に響く言葉より…


しあわせになるには、何かをする前にしあわせになるの。

日本に生まれてしあわせだなとか、今日も目が覚めてしあわせだなとか、とにかくしあわせになる。

それで、しあわせになってから行動するんです。


いちばんいけないのは、しあわせになるために何か行動することなの。

なぜかって言うと、それは今、しあわせじゃないんだよね。

つまり、不幸って自分で認めていることになるから。


それでうまくいかない人の多くは、はたから見てしあわせそうじゃないんだよ。

まわりから見ても、しあわせそうに見えないとダメ。


たとえばおいしいおまんじゅうがあったとするでしょ。

おいしいだけじゃダメなの。

おいしそうに見えないとダメなのね。


会社に行ったら「一生懸命仕事してます」とか「楽しく仕事してます」って言うけど、そう見えなかったらダメなんです。

しあわせになりたかったら、しあわせだと思うこと、しあわせに見えることが大事なんだよ。

そうすると、そういう人が寄ってくるの。


上に上に向上していくと、やはりそれに見合った人格が現れるんです。

自分が向上すればまわりに向上した人が集まってくるの。

それで、たとえば人の悪口ばかり言っていた人は、そういう人が集まるところに行くから、これも“引き寄せの法則”なんだよね。

弱い者いじめしていた人は、そういう人が集まるところに行くの。

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『変な人の書いた世の中のしくみ』サンマーク出版

池田龍三氏「ちょっといい話」より