ちょっといい話~大人用~「しあわせ」って探すもの」(読了時間:約3分)
斎藤一人さんの心に響く言葉より…
不幸な人って、しあわせの探し方がヘタなんです。
「アジの開き」だってつくるのに大変な手間がかかっています。
そのことを思って食べると「しあわせだなぁ」と思えるんです。
水道の蛇口をひねれば水が出るのだって「しあわせ」だよね。
昔はわざわざ川まで水を汲みに行っていたんですから。
さらに言えば、世界には飢えに苦しんでいる人が約8億人、慢性的な栄養失調の人が約20億人いるといわれています。
世界各地でいまだに紛争が起こっていて、いつ銃撃戦に巻き込まれたり、爆弾を落とされたりするかもわかりません。
それに比べれば、私たちは平和な日本に暮らせてしあわせ、生きているだけでしあわせだと思えます。
しあわせって、しあわせって思える感度が高いか、低いかなんだよね。
そして「しあわせ」とは、与えられるものではなく“探すもの”なの。
些細なことがあるたびに「不幸だ、不幸だ」って言う人がいるけど、しあわせな人にも不幸な人にも起こることって、そんなに変わりはありません。
それでも、しあわせと思える人のところに、しあわせって引き寄せられてきちゃうんです。
完全無欠のしあわせを探してみたってどこにもないから。
神様だってね、「しあわせ」というものをくれるわけではないんだよね。
「しあわせ」に変わるものをみんなにくださるんだよ。
性格だって、この世の中に完璧な人なんていません。
誰にでも欠点の一つや二つはあるものなの。
細かいことを言わなければ誰だって「いい男」だし、「いい女」なんです。
それを、「こういうところが良くなってくれたら」とか「ああいうところを直してくれたら」とかって言ってると、いつまでたってもきりがありません。
しあわせっていうのは、50点か60点でいいの。
完璧を求めすぎると、しあわせになんかなれないよ。
サッカーが好きな人って、相手から邪魔されたりすることですら、おもしろさを感じます。
だから人生も邪魔する人が現れたら「これでもっとおもしろくなるぞ」って思えると、その人の人生はますますおもしろくなるんだよね。
人って誰でも、ものすごい可能性を秘めています。
それを“ちっちゃく”まとめようとするからダメなんです。
「ここがダメ」とか、「あそこがダメ」とか言ってると、どんどんちっちゃくなっちゃうんだよ。
もっと大きく、大らかに物事を捉えていこうね。
『大丈夫だよ、すべてはうまくいっているからね。』斎藤一人著 サンマーク出版
池田龍三氏「ちょっといい話」より