ちょっといい話「傘屋と下駄屋の娘」(読了時間:約1分)
二人の娘を持つ母親がいた。
娘はそれぞれ傘屋と下駄屋に嫁いで行った。
さて、母親は雨がふると下駄が売れないといって心配し、
晴れれば傘が売れないといって心配し、
心休まることがなかった。
ある人が見かねて、母親にこう言ったものである。
「おかあさん、晴れたら下駄が売れると喜び、
雨がふったら傘が売れると喜んだらどうでしょうか」
何事も肯定的に、ということである。
~~~
出典 [どんな時にも人生を「前向き」に生きるコツ] 斎藤 茂太 著 大和書房
池田龍三氏「ちょっといい話」より