「がっかりだって?」(読了時間:約1分)
ある日、仕事を終え車で家の近くまで来ると、地元の少年野球チームが試合をしていました。ちょっと見ていくことにして一塁側ベンチに座り、そこにいた男の子に尋ねました。
「今、何点だい?」
少年はニッコリして答えました。「0対14だよ」
「ふうーん。でも、負けているのにあまりがっかりした様子じゃないね」と私は言いました。
「がっかりだって?」と、その少年はふしぎそうに聞き返しました。
「まだ、こっちは一度も攻撃していないんだよ」
ジャック・キャンフィールド
『こころのチキンスープ2』ダイヤモンド社
Keith JohnstonによるPixabayからの画像