いい話を、子どもたちに!【いい話を集めたブログ】

いい話をたくさん子どたちに聞かせたいと思い、古今東西からいっぱい集めました。寝る前にスマホで読み聞かせできます。大人の気分転換にもどうぞ。

2019-07-22から1日間の記事一覧

「本当の親切」(読了時間:約1分)

S先生は小学二年生の担任で、クラスは一年生の持ち上がりです。 クラスにA君という脳腫瘍の手術をした子がいて一年生の時はクラスの子達がよく助けてくれました。 運動会や遠足などの行事の時もまずどう助けたらA君が楽しく参加できるかを話し合ったものです…

「三つ子の魂百まで」(読了時間:約1分)

大学で教鞭をとる先生は、教育の研究調査のために世界各地を訪ねます。 アメリカのフィラデルフィアの郊外にある町では、子どもが三歳になると「私は三歳になりました」と言って、近所の人達に挨拶して回る風習があったといいます。 その子ども達が訪ねてく…

「他人と比較しないで力一杯生きる」(読了時間:約1分)

イギリスの動物学者フォックス博士は、特にイヌの研究で有名です。 その著書の中にキツネの子とオオカミの子の比較がのっています。 同じ母親から生まれるキツネの子はみな同じ性質で、すべて攻撃的、自己主張的、探索的だそうです。 ところがオオカミの子は…

「牛乳配達」(読了時間:約1分)

数年前卒業したK君は、母一人子一人で、毎朝牛乳配達をして母の家計を助けました。 K君の住む町には今も牛乳配達が続いています。 卒業式の日、挨拶にきたK君に「よく三年間続いたね、途中でやめたくなったんじゃないかな」と私が聞くと、K君の答えはこうで…

「一人多い方が必ず綱引きで勝つ」(読了時間:約1分)

私のいとこ一家はアメリカにいます。小学一年の男の子は現地校に入学しました。 最初の授業で、先生は全員に自画像を描かせ、それを壁にはりました。 そこには肌の色の違う雑多な人種の顔が並びました。 人間は一人ひとり違うという認識から教育が始まったの…

「こんな若者がいるんだ」(読了時間:約1分)

Sさんが日課の早朝散歩の帰り道、バス停前の電柱の陰に小柄な老婆がかがみこんで、激しくせきこんでいました。 ぜんそくの持病があるらしく、息もたえだえ、顔面蒼白です。 その時着いたバスから五人の勤め人が降りてきましたが、いずれも老婆をちらっと見た…

「ブレーキテスト」(読了時間:約1分)

山陰地方では交通機関としてバスに頼ることが多く、それは特急バスで起こりました。 突然、前方座席で声がしました。 「なんとか峠の手前のH町で降ろしてもらえんかのう」とガイド嬢に声をかけたのは老人です。 困った表情のガイド嬢は言いました。 「お客さ…

ぐず太郎さんの話「何でも三回やろう」 (読了時間:約1分)

ある会社に「ぐず」と呼ばれる人がいました。太郎という名前なので「ぐず太郎」と呼ばれていました。 本を読んだこともなく、何事をするにもてきぱきできず、皆から「ぐず」「ぐず」とからかわれていました。 ところが、何かのひょうしに、本多光太郎博士の…

「S子先生ありがとう」(読了時間:約1分)

S子先生は小学四年生の担任です。 学期が始まってまもなくの放課後、教室の見回りにきたS子先生を見つけたT君が、外から入ってきて、「先生、話があります」と言います。 「なあに?」とS子先生が言うと、急にT君が泣きだしたのです。 「驚いて「どうしたの…