いい話を、子どもたちに!【いい話を集めたブログ】

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ちょっといい話「楽観主義者への恵み」(読了時間:約2分)

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長年にわたってため込んだお金を突然失ってしまった、二人の男がいました。

一人は絶望し、ただ落ち込むのみでした。

しかしもう一人の男は、全財産を預けていた金融機関の倒産を新聞で知ったあとで、友人にこう言いました。

「いや、全部やられてしまったよ。まあ、しかたがないさ。くよくよしたところで、お金が戻ってくるわけではないしね。また働いて取り戻すことにするよ」

そのあと彼は、それまで以上によく働き、間もなく、以前よりはるかに金持ちになりました。

いっぽう、別の男は、お金を失ったことと自分の不運を嘆きつづけるのみでした。


そしてそのために、彼の状況はいつになっても改善されませんでした。

 

この嘆きつづけた男にとって、蓄財の喪失は「災い」でした。

 

その出来事を、憂穆な暗い思いで包み込んでしまったからです。

いっぽう、もう一人の男にとって、それは「恵み」でした。

 

なぜならば、その楽観主義者は、その状況を、希望に満ちた強い思いと、より一層の努力で包み込んだからです。

あなたの観点、すなわち、あなたが物事をどのように見るかが、あなたが成功するか失敗するかに決定的な影響を及ぼすことになります。


あなたの観点は、あなたの行動の種類を決定します。そしてその行動によって、あなたが手にする結果が決まってくるのです。


「『原因』と『結果』の法則」 ジェームズ・アレン著 サンマーク出版

池田龍三氏「ちょっといい話」より