ちょっといい話「利他主義」(読了時間:約1分)
【100人の1歩】
私は知りあいの家庭で、こんなすばらしい言葉を耳にした。
5人家族の中で育った、14歳になる娘さんの一言である。
話題がふと「利他主義」におよんだとき、
その意味をのみこめない小学生の妹に彼女はこう説明した。
「それはね、
自分よりも相手の得を先に考えてあげることなの。
そうすることで、自分もうんと得をするのよ。」
真意をつかめないでいる妹に、彼女はこう言葉を加えた。
「私たちがね、みんな自分の得ばかり考えていたら、
自分の得を考えているのは自分1人でしょ?
でもね、たとえばうちの場合、
5人家族がみんな相手の得を考えたとしたら、
自分の得を考えてくれる人が、
4人もいることになるのよ!」
「お金で買えない「成功」と「幸福」の見つけ方」
マーク アルビオン 著
池田龍三氏「ちょっといい話」より