いい話を、子どもたちに!【いい話を集めたブログ】

いい話をたくさん子どたちに聞かせたいと思い、古今東西からいっぱい集めました。寝る前にスマホで読み聞かせできます。大人の気分転換にもどうぞ。

ちょっといい話「 今が一番幸せだ」(読了時間:約2分)

f:id:kkttiiss1036:20190730225951j:plain

【魂が震える話】

京都・清水寺貫主であられた大西良慶師は、107歳で天寿を全うしました。

 

大西良慶師が百歳を迎えられたお祝いの席のこと、

ある外国人からこんな質問をされます。


「和尚さん、あなたの百年の人生でいつが一番幸せでしたか」と。

その時、傍におられた弟子の森清範師は、

 

「師匠はおそらく体力的にも自由がきいた六、七十代の頃でしょう」

 

と答えるに違いないと想像しました。

しかし大西良慶師は100歳でありながら、

即答してこう言いました。

「今がいいね、今が一番幸せだ」

視力も低下し、耳も遠くなり、

食物にもいろんな制限を受けている師匠の言葉

「今が一番幸せだ」

これを聞いたお弟子さんの森師は大変感動したそうです。

_______

時が経てば、体は老いていきます。

いろんな制限ができるかもしれません。

思うように動かすこともできなくなるでしょう。

しかし、だから何なんでしょう。

今、今、今、の連続を生きている人にとって、

体が動くかどうかなんて関係ない。

制限があったって構わない。

今、この瞬間の自分の思考は自分にしかコントロールできない。

「幸せ」と思えば幸せだし、「不幸」だと思えば不幸にもなれる。

 

池田龍三氏「ちょっといい話」より