いい話を、子どもたちに!【いい話を集めたブログ】

いい話をたくさん子どたちに聞かせたいと思い、古今東西からいっぱい集めました。寝る前にスマホで読み聞かせできます。大人の気分転換にもどうぞ。

ちょっといい話~大人用~「グッド&ニューは運を引き寄せる」(読了時間:約3分)

f:id:kkttiiss1036:20190924131750j:plain

 

 精神科医、西脇俊二氏の心に響く言葉より…


スランプを脱出するためにチームで取り組める方法があります。

それは「グッド&ニュー」です。

やりすぎている人は余裕がなく、周りが見えていないため、ネガティブな思考に陥りやすいものです。

そんな時にお勧めなのが、この方法です。


グッド&ニューとは、24時間以内に起きたよかったこと(グッド)や、新しい出来事(ニュー)を、周囲の人と共有するミニゲームです。

参加者の前で、1人1分間以内に、順番に発表するゲームです。

だらだら長引かせないようにするため、参加者は立ってゲームに参加します。


「昨日、うちの近所にコンビニができました!」

「庭に美味しいトマトがなりました!」

「友人に肌がきれいだね、といわれました!」


このように、頭に浮かんだ日常の些細なグッド&ニューを参加者に発表します。

参加者は発表者の発言に対して、「おめでとう」という気持ちを込めて、元気よく拍手を送る決まりです。

発表者もまた、自分の発言に「やったー!」という気持ちを込めて、元気よく拍手しましょう。

グッド&ニューをやるメリットは、「明日、みんなの前で発表しなければならない」という気持ちから、自然にいいことを感知するアンテナがはれるようになることです。


たとえあなたが「いいことや新しいことなんて、そう毎日あるもんじゃない」と思っていても、探せば意外とあるものです。

今まで流してしまったのだと気がつき、自分は案外、グッド&ニューに囲まれているのだと実感できるようになります。


実は、私がグッド&ニューを最初に取り入れたのは、自閉症の子どもをもつお母さんたちの集まりでした。

グッド&ニューを始めるまで、お母さんたちは集まっては暗い顔をして、各々(おのおの)の悩み事を話していました。

お母さんたちの暗い顔が気になった私は、「じゃあ、みんなでグッド&ニューをやりましょう」と提案しました。

最初は馴れなかったお母さんたちも、グッド&ニューの回数を重ねるたびに、それまでの暗い雰囲気が一転、明るい雰囲気に変わり、会話も明るくなってきました。


次第に、お母さん方の会話から、「商店街のくじ引きで2等が出ました」「宝くじで1万円当たったの!」など、ラッキーな出来事が聞かれる機会が増えてきたのです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『「やりすぎ」をやめれば全部うまくいく。』PHP

池田龍三氏「ちょっといい話」より