いい話を、子どもたちに!【いい話を集めたブログ】

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ちょっといい話~大人用~「やる気を高める自己暗示」(読了時間:約3分)

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内藤誼人氏の心に響く言葉より…


フランスの精神療法研究家のエミール・クーエは、

「私はよくなる、毎日よくなっていく」

といった暗示をかけるときには、朝目覚めたばかりのときと、夜の寝る前に、20回ずつ繰り返すことを勧めている。


20回も暗示をかけるのは大変だと思われるかもしれないが、実際にやってみると、そんなに時間も手間もかからない。

「さあ、やる気が出てくるぞ!」

「ほら、どんどんやる気が出てきた!」

「やる気が頭からつま先まで溢れてきたぞ!」

といった言葉を20回くらい唱えるだけなのだから、せいぜい1分とか、2分くらいなものであろう。




しかも、“暗示のかかりやすさ”というものは、慣れればなれるほどに高まっていく。

暗示というのは、決して精神的なものばかりではなく、きちんとした身体反応(生理反応)を伴うものなのである。

たとえば、バラの花粉でぜんそく発作が起きてしまう女性に、

「今からあなたにバラの花束を渡します」

といいながら、造花のバラの花束を手渡すと、それだけで発作が起きてしまうことがある。

もちろん、造花のバラに花粉などはないのだが、私たちの脳みそは、「バラだ!」と認識しただけで、身体がそれに反応してしまうのである。


さらに、「今からタバコの火を手に押しつけます」という暗示をかけてから、ペンなどを手に押しつけると、信じられないかもしれないが、押しつけた場所にやけどの痕ができてしまうことすらある。


これらの例でわかるように、暗示というものは、単なる精神現象ではない。

「さあ、やる気がでてくるぞ」という暗示をかけると、私たちのやる気を引き出してくれるホルモンであるテストステロンなどが分泌されてきて、身体的にも、やる気に満ちあふれた状態になる。

自分に暗示をかけることは、単なる気休めではなく、実際の生理反応を伴うものなのであり、効果的なものなのだ。

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『自分を「やる気」にさせる! 最強の心理テクニック』ぱる出版

池田龍三氏「ちょっといい話」より