いい話を、子どもたちに!【いい話を集めたブログ】

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ちょっといい話「よろこばせごっこ 」(読了時間:約2分)

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「人間が一番うれしいことはなんだろう?」


長い間、ぼくは考えてきた。


そして結局、人が一番うれしいのは、


人をよろこばせることだということがわかりました。


実に単純なことです。


「ひとはひとをよろこばせることが一番うれしい」

 


これは、2013年10月に94歳の生涯を閉じた、


国民的キャラクター「アンパンマン」の生みの親“やなせたかし”さんの言葉です。


以下は、この言葉の解説になっております。




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長い人生を生きてきたが、星の命に比べたら、



百歳まで生きたって、瞬間に消え去っていくのと変わらない。



人間は、宇宙的にいえば、ごく短い間しか生きはしないのだ。



つかの間の人生なら、なるべく楽しく暮らしたほうがいい。



それでは、人は何が一番楽しいんだろう。



何が一番うれしいんだろう。



その答えが「よろこばせごっこ」だった。



母親が一生懸命に料理をつくるのは、



「おいしい」とよろこんで食べる家族の顔を見るのがうれしいからだ。



父親が汗をかいて仕事をするのは、家族のよろこびを支えるためだ。



美しく生まれた人は、その美しさで人をよろこばせることができる。



学問が得意な人は学問で、絵を描ける人は絵を描くことで。歌える人は歌で。



人は、人がよろこんで笑う声を聞くのが一番うれしい。



だから、人がよろこび、笑い声を立ててくれる漫画を長く描いてきた。



自分が描いた漫画を読んで子どもたちがよろこんでくれる。



その様子を見て、自分がうれしくなる。



こうしてよろこばせごっこができることが本当に幸せだ。



あなたは何をして、よろこばせごっこをしていますか?



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やなせたかし 明日をひらく言葉」PHP研究所

池田龍三氏「ちょっといい話」より